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カテゴリ:5年
算数の「体積」の学びから
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 5年生の算数では、子どもたちが小さな立方体のブロックと熱心に向き合っている姿がありました。
 新しい単元「体積」の学習の始まりです。今回の授業では、教科書を開いてすぐに「縦×横×高さ」という公式を暗記するのではなく、まずは1㎤のブロックを実際に手に取り、箱の中に一つひとつ隙間なく敷き詰めていく活動を行いました。カチカチと音を立ててブロックが積み上がっていく中、子どもたちの間からは「1階部分には15個並ぶから……」「それが4段分あるぞ」といった声が自然と湧き上がります。
 今の教育現場で求められる「深い学び」の本質は、まさにこのプロセスにあります。ただ答えを出すための道具として公式を覚えるのではなく、多様な数え方の中から共通点を見つけ出し、自分たちの手で公式を「つくり出す」こと。バラバラだった個々の気づきを整理し、誰もが使える「一般化」された法則へと落とし込んでいく過程こそが、生きた知識を形作っていきます。
 また、現代の教育においてICTの活用は欠かせないものですが、それと同時に自分の手を使った「実感」を伴う学びもまた、代えがたい価値を持っています。タブレット端末で効率よく視覚的に理解する良さと、実際にブロックに触れてその量感や立体としての手応えを感じ取る良さ。そのどちらかに偏るのではなく、アナログとデジタルのバランスをうまく保つことが、子どもたちの確かな理解へとつながります。
 公式を「知っている」という状態から、自らの体験を通して「導き出した」という自信へ。こうした一歩一歩の積み重ねを、これからも大切に見守っていきたいと思います。

公開日:2026年04月22日 17:00:00
更新日:2026年04月23日 07:19:58